「片付けようと言うたびに、親が不機嫌になってしまう」「帰省するたびに、物が増えている気がする」
そんなふうに、実家の片付けを何年も先送りにしていませんか。
結論からお伝えすると、実家の片付けは「家中を一度に片付けよう」とするから止まります。正しい始め方は、親の同意が要らない場所から手をつけることです。
親がまだ元気なうちに動けるかどうかで、この先の負担は大きく変わります。この記事では、片付けが進まない原因を整理したうえで、今週末から実行できる4つのステップと、遠方に住んでいる場合の進め方までをお伝えします。
- 実家の片付けが進まない3つの理由と、やってはいけない進め方
- 生前整理は何から始めるかがわかる4ステップ
- 遠方に住んでいても実家を片付ける方法と、任せる場合の費用の目安
実家の片付けが進まない3つの理由
実家が片付かないのは、あなたの努力不足ではありません。多くのご家庭に共通する、3つの構造的な理由があります。
まずは「なぜ進まないのか」を言葉にしておきましょう。原因がはっきりすると、打ち手も決まります。
理由①:親世代と子世代で「物の価値」が違う
親世代にとって、物を手放すことは「まだ使えるのに捨てる」行為に見えます。一方で子世代は「使っていないなら不要」と考えます。
この前提が食い違ったまま「これ、いらないよね?」と聞いても、返ってくる答えは「いつか使う」です。片付けが進まない一番の原因は、物の量ではなく、この価値観のズレにあります。
理由②:数十年分の物量に、判断が追いつかない
30年、40年と暮らしてきた家には、それだけの年数分の物があります。押し入れ、物置、納戸、屋根裏。どこから開けても物が出てきます。
そして、物が多いほど「1つずつ判断する」という作業が重くなります。1日がかりで押し入れ1つ、という日も珍しくありません。物量の問題は、気合いではなく「日程の組み方」で解決するしかありません。
理由③:子世代は帰省のときしか動けない
仕事や子育てをしながら、実家に通える回数は限られます。年に数回の帰省で、しかも滞在は2〜3日。その中で片付けまで進めるのは、現実的にかなり厳しいはずです。
「次に帰ったときにやろう」を繰り返すうちに、また1年が過ぎる。これが、実家の片付けが何年も動かない典型的なパターンです。
弊社にも、「1年以上かけて自分たちで片付けてきたが、終わりが見えずにご相談いただいた」というケースが少なくありません。
良かれと思って進めた結果、最も多いトラブルがこれです。
親にとっては、自分の持ち物を無断で捨てられた経験になります。一度この不信感が生まれると、その後どんな提案をしても「勝手に触るな」と拒まれ、片付けが完全に止まります。
急がば回れで、まずは親が納得できる範囲から始めることが、結果的に一番の近道です。
物が床一面に積み上がっている、においが出ている、という段階まで進んでいる場合は、通常の片付けとは進め方が変わります。その場合は下記の記事もあわせてご覧ください。
生前整理は何から始める?進め方4ステップ
生前整理は「判断がいらないもの」から始めるのが正解です。
思い出の品や写真から手をつけると、1つひとつに時間がかかり、初日で心が折れます。手をつける順番を、次の4ステップで固定してください。
ステップ①:親の同意が要らない場所から始める
最初に着手すべきは、あなた自身の物です。
- 子ども時代の教科書・アルバム・部活の道具
- 兄弟姉妹が置いていった荷物
- 押し入れの奥や物置にある、誰の物か分からなくなっている段ボール
ここは親も「捨てていい」と言いやすい領域です。そして、空いたスペースができると、親のほうから「じゃあこれも」と言い出すことが少なくありません。まず1畳ぶんの空間をつくることを目標にしましょう。
ステップ②:「捨てる」ではなく3つに分ける
親に「捨てていい?」と聞くと、答えは高確率で「いや、とっておく」です。聞き方を変えてください。
▼3つの分け方
| 分類 | 聞き方の例 | 扱い |
|---|---|---|
| 使うもの | 「これ、今も使ってる?」 | そのまま残す |
| 預けるもの | 「うちで預かっておこうか?」 | 子世代が引き取る/写真に撮って残す |
| 手放すもの | 「使う人がいるなら譲る?」 | 片付けの対象にする |
ポイントは、「捨てる」という言葉を使わずに、行き先を決める形にすることです。譲る・売る・預かるという選択肢があるだけで、親の抵抗感は大きく下がります。
ステップ③:大型の家具・家電は「出す日」から逆算する
タンス、ベッド、食器棚、古い家電。実家の片付けで一番手間がかかるのはこの部分です。
自治体の粗大ごみ収集を使う場合、申し込みから収集日まで時間がかかったり、一度に出せる個数に上限が設けられていたりすることがあります。「帰省中にまとめて出そう」と考えていると、日程が合わずに持ち越しになりがちです。
お住まいの自治体の受付方法・収集までの日数・個数の上限は、必ず事前に公式ページでご確認ください。実家が仙台市にある場合は、下記が窓口になります。
大型の家具・家電は、帰省日から逆算して手配を始めるのが鉄則です。運び出しに人手が必要な物、階段を通らない物は、この段階で業者に相談しておくと当日が動きます。
ステップ④:写真・書類・貴重品は最後に回す
アルバム、手紙、権利証、通帳、印鑑。これらは1点あたりの判断に最も時間がかかるカテゴリです。
ここから始めると、写真を見返しているうちに半日が終わります。物量が減って家に余白ができてから、落ち着いて向き合ってください。なお、通帳や権利証などは相続の場面で必要になるため、捨てずに「保管する場所」を親と決めておくことをおすすめします。
生前整理・実家じまい・遺品整理の違い
似た言葉が並ぶため、ここで整理しておきます。あなたが今どの段階にいるかで、やるべきことが変わります。
▼状況別の呼び方と目的
| 状況 | 呼び方 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 親が元気で実家に住んでいる | 生前整理・実家の片付け | 物を減らして暮らしやすくする |
| 親が実家に住まなくなった | 実家じまい | 家を空にする(売却・解体・相続) |
| 親が亡くなった後 | 遺品整理 | 遺品の整理と、家の引き渡し |
この記事で扱っているのは、一番上の「親が元気なうちの片付け」です。
遠方に住んでいても実家の片付けはできる?
結論、遠方にお住まいでも実家の片付けは進められます。ご家族の立ち会いなしで作業を進めるケースにも対応しています。
「年に2回しか帰れない」「親だけでは業者とやり取りできない」という状況は、実際にご相談の多いパターンです。
遠方から依頼するときの流れ
- 写真を送って概算を相談する:お部屋の様子をLINEや問い合わせフォームから送っていただければ、おおよその見当をお伝えできます
- 帰省日に合わせて現地見積もりを入れる:弊社は最短30分で出張見積もりに伺えます。滞在中に見積もりまで済ませておくと、その後の日程が組みやすくなります
- 作業日を決める:ご都合が合えばそのまま作業も可能です。後日の作業でも問題ありません
- 作業当日:立ち会いが難しい場合は、鍵のお預かりや、作業前後の写真でのご報告といった形で対応します
なお、作業中に通帳や印鑑などの貴重品が出てきた場合は、必ずご報告したうえでお預かりします。ご不在でも、後から「あれはどこへ行ったのか」とご心配いただくことはありません。
ご家族が現地にいなくても進められる体制がありますので、「帰れないから動けない」という状態で止まる必要はありません。
親が同席する場合に気をつけたいこと
遠方在住のご家族が主導する場合でも、実際に住んでいるのは親御さんです。
見積もりの場では、何を残して何を手放すかを、必ずご本人にも確認しながら進めます。子世代だけで決めてしまうと、作業後に「あれも持っていかれた」というわだかまりが残ります。急ぎたい気持ちは分かりますが、ここは丁寧に進めたほうが結果的にうまくいきます。
業者に任せる場合の費用の目安
費用は「量」と「間取り」で決まります。目安は次のとおりです。
▼少量(家具・家電を数点だけ)の場合
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 軽トラ積み放題 | 15,000円〜25,000円 |
| 1.5tトラック | 35,000円〜50,000円 |
| 2tトラック | 50,000円〜80,000円 |
単品での回収は5,000円〜が目安ですが、出張の経費は点数にかかわらず同じようにかかるため、1点だけだと割高になります。まとめて出したほうが、1点あたりの単価は下がります。
▼お部屋まるごと片付ける場合(生前整理・遺品整理)
| お部屋の広さ | 作業員 | 基本料金 |
|---|---|---|
| 1K | 1人 | 25,000円〜 |
| 1DK | 2人 | 55,000円〜 |
| 1LDK | 2人 | 70,000円〜 |
| 2DK | 3人 | 100,000円〜 |
| 2LDK | 4人 | 120,000円〜 |
| 3DK | 4人 | 150,000円〜 |
| 3LDK | 4人 | 180,000円〜 |
| 4DK | 5人 | 200,000円〜 |
| 4LDK〜 | 6人 | 220,000円〜 |
処分費・人件費・交通費・搬出費を含んだ料金です(税込)。正式な金額は、現地でお部屋を拝見したうえでご提示します。
なお、まだ使える家電や家具は買取値がつく場合があり、その分は見積もりから差し引きます。特に製造から4年以内の家電は、買取の可能性が高くなります。
▶仙台の不用品回収の料金はいくら?相場と安く・安全に処分するコツ
「無料回収」をうたう業者にはご注意ください
実家の片付けでは、大型家具や家電がまとまって出ます。そこに「無料で回収します」というトラックやチラシが重なると、つい頼みたくなるものです。
しかし、運搬や処分には必ず費用がかかります。「無料」と案内しておきながら、積み込み後に高額な料金を請求されるトラブルは、公的機関にも相談が寄せられています。
見積もりが無料であることと、作業が無料であることは別です。作業前に書面や画面で金額が提示されるかを、依頼先を決める基準にしてください。
実家の片付けをまとめて任せたいときは
「自分たちで進めるのは限界かもしれない」と感じたら、その時点でご相談ください。
宮城県内で実家の片付けをお考えなら、仙台不用品回収サービスがお手伝いします。運び出し・仕分け・搬出まで、まとめてお任せいただけます。
実際の作業事例
▼事例①:太白区長町
- 作業エリア:太白区長町
- お荷物:おもちゃ多数、いす、たな、ベッドフレームなど
- 作業費用:8,500円(買取500円)
- 所要時間:10分
弊社は諸外国への輸出貿易を行っているため、一般の業者市場では需要が高くない品にも価値を見出せる場合があります。この事例では、海外市場で需要のあるおもちゃ類を買取させていただきました。
▼事例②:青葉区川平
- 作業エリア:青葉区川平
- お荷物:お家丸ごと(大型タンス複数、家財道具一式など)
- 作業費用:390,000円(回収費用420,000円-買取30,000円)
- 所要時間:作業2日間(ご相談から作業完了まで3日)
誰も住まなくなった実家を、丸ごと片付けた事例です。「すぐに片付けてほしい」とのご要望でしたので、熟練スタッフ2名でお見積りに伺い、買取できる品を査定しながら総額を算出しました。レトロ家具一式に30,000円の買取値がつき、その分を差し引いてご提示しています。
お伝えした金額のとおり、予定どおり2日で作業が完了しました。「見積りから作業完了まで3日で終わり、助かりました」とのお声をいただいています。
弊社が選ばれている理由
- クチコミ5,000件超。実際の作業に対する評価をご覧いただけます
- 作業実績10,000件以上、東北エリアのなかで最大規模の体制
- 見積もりは無料・最短30分で出張見積もりに伺います
- 最短即日での対応が可能です
- 熟練スタッフが見積もるため、提示額と実際の請求にズレが出ません。強引な営業や、後からの追加費用は一切ありません
- 家電リサイクル品を含めて、手続き不要でまとめてお引き取りできます
許可と、処分先の体制について
弊社は産業廃棄物収集運搬業許可(00400201293)および古物商許可(221020002352)を取得しています。
そのうえで、ご家庭から出る一般廃棄物については、一般廃棄物処理業の許可を持つ業者へ運搬・処分を委託する形をとっています。「許可があるから何でも自社で処分できる」という説明をする業者もありますが、実際には廃棄物の種類ごとに必要な許可が異なります。依頼先を選ぶ際は、この点も確認しておくと安心です。
運営会社は株式会社エイトステップ、所在地は宮城県仙台市太白区長町7丁目11-11です。
よくあるご質問
Q. 親がまだ納得していないのですが、相談だけしてもいいですか?
はい、もちろん可能です。「まずは費用感だけ知りたい」というご相談も多くいただいています。見積もりは無料で、そのままご依頼いただく必要はありません。金額をお伝えしたうえで、ご家族で話し合う材料にしていただければと思います。
Q. 仏壇や神棚、写真はどう扱ってもらえますか?
はい、供養にも対応しています。提携している寺院での合同供養を、20,000円〜(要相談)でご案内しています。扱いに迷うお品があれば、見積もりの際にお申し付けください。
Q. 使える物があるのですが、買取もお願いできますか?
はい、買取も承っています。状態や製造年によっては買取値がつく場合があり、その分は作業費用から差し引きます。特に製造から4年以内の家電は、値がつきやすい傾向にあります。
ご相談から片付けまでは3ステップ
- お電話・LINE・問い合わせフォームからご連絡
- 無料の現地見積もり、または窓口でのお見積り
- ご納得いただけましたら、そのまま作業を手配
お支払いは現金と各種クレジットカードに対応しています。
まとめ:実家の片付けは「親が元気なうち」が一番進む
最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 実家が片付かないのは、価値観のズレ・物量・帰省回数の制約という3つの理由による
- 進め方は、自分の物 → 3分類 → 大型家具の日程確保 → 写真や書類の順に固定する
- 親の留守中に勝手に捨てるのは避ける。一度失った信頼は取り戻せない
- 遠方にお住まいでも、写真での相談・帰省日に合わせた見積もり・立ち会いなしの作業で進められる
- 業者に任せる場合の目安は、少量なら軽トラ積み放題15,000円〜、お部屋まるごとなら1K25,000円〜
親御さんが元気なうちなら、「これは残す」「これは譲る」をご本人の口から聞けます。それができる時期は、思っているより長くありません。
まずは、押し入れ1つぶんから始めてみませんか。運び出しが難しいものが出てきたら、そこからは弊社にお任せください。
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