皆さんがピアノを処分する際にさまざまだと思います。例えば、ピアノを買い替えたい 演奏(使用)しなくなった、引っ越しや家の建て替えに合わせて処分したい、メンテナンス(調律)していないので処分したい、ピアノのオーバーホールの見積もり(代金)が高かったので処分したい、壊れてしまって修理代が高いので処分したい等々、いろいろな理由があると思います。ただ、いざ実際にピアノの処分となると、不明点や困りごとや心配ごとが多く出てきますよね。
ピアノって「粗大ごみではなの?」「大きいピアノは回収は可能なの?」「ピアノの処分費用は?」「どこに頼めばよいのか?」「ピアノは種類※がいろいろとあるけど、うちのピアは処分は可能なのか?」とか、その辺の疑問をピアノを処分する6つの方法を交えながら解決いたします。また自治体(仙台市)のピアノ処分方法も踏まえてご紹介しますので、ぜひご参考ください。
※ピアノの種類について
・アコースティックピアノ(グランドピアノ・アップライトピアノ)
・電子ピアノ、電気ピアノ ・ハイブリッドピアノ ・玩具ピアノ(ミニピアノ)
目次
1.ピアノの処分する6つの方法 その1 ピアノ専門の処分業者で引き取り
ピアノ専門の処分業者ではピアノの買取りや無料の引き取りを行っています。一般的にはピアノ買取りや無料で引き取り後、メンテナンスや再生後、中古ピアノとして販売されます。長年使用したピアノをゴミとして処分されたくないお気持ちの方にはおすすめの処分方法の一つです。ただし前記した通り中古での販売を目的としていますので、処分には条件があるケースがほとんどです。例えば、下記のような条件があります。
・処分するピアノの状態による(破損や大きな修理が必要なものは不可)
・ヤマハやカワイなどのメーカーのみ
・アコースティックピアノのみ(電子ピアノ・電気ピアノ、ハイブリッドピアノは不可)
条件に合わず処分できなかった場合は 他の選択肢が必要です。(その3 その4 その5 その6)
2.ピアノの処分する6つの方法 その2 粗大ごみで処分(自治体・仙台市)
アコースティックピアノ(グランドピアノ・アップライトピアノ)やハイブリッドピアノは一般的な粗大ごみと異なり、処分が困難のため、自治体では処分が出来ないケースがほとんどです。そのため、仙台市をはじめとする宮城県の各市町村のゴミ処理場や、クリーンセンターで処分(搬入)できません。ただし電子ピアノ、玩具ピアノは処分できます。電子ピアノは粗大ごみ、玩具ピアノは玩具の区分になりますので、家庭ごみ(30cm未満)か粗大ごみ(30cm以上)で処分ができます。下記に仙台市の各ピアノの処理についてリンクを貼っておりますので、ご確認ください。
①アコースティックピアノ(グランドピアノ・アップライトピアノ) → 仙台市では処分不可
②電子ピアノ、電気ピアノ → 粗大ごみ
③ハイブリッドピアノ → 仙台市では処分不可
④玩具ピアノ(ミニピアノ) → 家庭ごみ(30cm未満)か粗大ごみ(30cm以上)
①と③については他の選択肢が必要です。(その1 その3 その4 その5 その6)
①、③ 仙台市-五十音で引くワケ方事典(ハ行)-分別の凡例-ピアノ
仙台市-五十音で引くワケ方事典(タ行)-分別の凡例-電子ピアノ
④ 五十音で引くワケ方事典(ア行)分別の凡例-おもちゃ
3.ピアノの処分する6つの方法 その3 リサイクルショップで買取してもらう
リサイクルショップでの買取りでの処分も選択肢の一つです。ご自身の都合に合わせて処分できることや、処分期間が少ない場合に対応しやすいメリットがあります。ただし。いくつかの懸念材料もあります。ピアノ専門の処分業者と異なり、専門ではないため、買取の査定が低い場合や、お店により持ち込みしなければいけない、さらに持ち込んでみたら買取り処分できない場合もあり、事前にリサイクルショップで買取りが可能かどうか確認が必要です。またいざ、ご自身で持ち込む際、運搬の過程でピアノにダメージを与えることもあります(ピアノはわずかな振動や衝撃でも大きなダメージにつながります)ので気をつける必要があります。
4.ピアノの処分する6つの方法 その4 ネットで売る
ピアノを処分するまで時間的な余裕がある方やネットが得意な方は、フリマアプリやネットオークションサイトを活用するのも一つです。本格的なアコースティックピアノも出品されていますが、特に電子ピアノや高機能なミニピアノの需要が多くあります。懸念材料としては送料の負担がある場合です。送料が落札者(購入者)の負担ではない場合は、事前にピアノの送料を踏まえた上で価格を設定する方が良いでしょう。
5.ピアノの処分する6つの方法 その5 不用品回収で処分
不用品回収業者を活用してピアノを処分する方法もあります。ピアノ専門の処分業者ではありませんが、不用品回収のプロですので、ピアノ専門の処分業者とは違うメリットがあります。
・都合の良い日時を指定できる、また処分期間が少なくても対応してもらいやすい
・不用品回収のプロなので見積もりが明確
・申し込みから処分完了までスムーズでわずらわしさが少ない
・ピアノ専門の処分業者のようにピアノによって処分不可になるケースは少ない
・リサイクルショップのように運び出す必要がない
・その他の不用品も一緒に見積もり、処分することが出来る
6.ピアノの処分する6つの方法 その6 知人に譲る
もし知人の方にピアノを譲ることができるなら良い選択肢の一つです。懸念材料としては運搬方法ではないでしょうか?。特にアコースティックピアノは、ただ大きく重いだけではなく、繊細な運搬技術が必要なピアノです(ピアノはわずかな振動や衝撃でも大きなダメージにつながります)。その場合は運送業者を利用することが必要になります。またピアノを専門としているピアノ運送業者もありますので、その際は活用するとよいでしょう。
7.まとめ(結論)
ピアノは種類や処分までの期間、処分の予算によって、処分方法が分かれます。
買取や無料で処分したい場合は、「ピアノ専門の処分業者」、「リサイクルショップ」、「ネットで売る(送料を見込む必要)」、「知人に譲る」ですが、いずれにしてもピアノのメーカーや種類、処分期間、運搬などで処分ができないケースがあります。そのため、処分費用が発生しても確実にピアノを処分したい場合は、費用以外に大きなデメリットがもっとも少ない不用品回収業者で処分するのが良いでしょう。
〇ピアノの種類ごとのおすすめの処分方法
・アコースティックピアノ(グランドピアノ・アップライトピアノ)
→ピアノ専門の処分業者※、不用品回収業者
※ただし、条件がございます(各処分業者によります)
・電子ピアノ、電気ピアノ
→自治体(粗大ごみ)、ネットで売る、不用品回収業者、知人に譲る
・ハイブリッドピアノ
→ピアノ専門の処分業者※、不用品回収業者
※ただし、条件がございます(各処分業者によります)
・玩具ピアノ(ミニピアノ)
→自治体(家庭ごみ、粗大ごみ)、ネットで売る、知人に譲る
ピアノの処分の仕方にはさまざまな方法がありますので、皆様が、ご自身にあった方法で処分できる参考の一つとなれば幸いです。