近年、「汚部屋女子」という言葉があるように、片付けができないことに悩む若者が増えているのをご存じでしょうか?よく「実家がゴミ屋敷で〜」と耳にすることはありますが、部屋が片付けられないと悩むのは、今では年齢を問わず誰にでも起こり得る問題なのです。
けれど、1日たった5分やるだけで綺麗な部屋を維持できる方法があります。それは誰にでもできる方法で、豊かな生活を取り戻すためのきっかけとなるでしょう。
ぜひ、当記事を参考に「片付けできない」という悩みを一緒に解決しませんか。
目次
部屋の片付けができない人の心理状況
まずは、部屋の片付けができないと悩む人が陥っている心理状況について、解説します。
今自分が陥っている心理状況を客観視することで、「なぜ片付けができないのか」を知ることに繋がるため、今後の対策が可能です。一度立ち止まって、片付けができない根本的な理由から振り返ってみましょう。
疲労やストレス
片付けができない要因としてよくあるのが、疲労やストレスによるものです。
仕事や学校から疲れて帰ってきたら、部屋を片付ける余裕なんかなく、他にもやらなければならないことがたくさんあります。肉体的・精神的に疲れていると、元々あった場所に物を戻す余裕もないため、更に部屋が汚れていく悪循環に陥ってしまいます。
時間が無い
多忙すぎて時間が無いというケースも、現代社会ではよくある片付けができない要因です。なかには、「忙しすぎて家に帰る暇すらない」「帰宅したら寝るだけ」になっている方もいるでしょう。
体を休めるためだけの家とはいえ、そこが汚れているのであれば精神的に辛くなっていく一方ですよね。
先延ばしにしてしまう
以下のようなことが原因で、つい部屋の片付けを先延ばしにしてしまう場合があります。
- 片付けを完璧にこなそうとしてしまう
- 片付けでもどうせ散らかしてしまうと思っている
- 両親から片付けをしろとうるさく言われてきた
- 物を手放すことが精神的に苦痛である
過去の失敗や思い出が原因で、片付けを先延ばしにしてしまう方は決して少なくありません。また、完璧に計画を立てようとするほど、本題の片付けまで実施できないというパターンもありますね。
物が多すぎて圧倒される
部屋のなかに物が多すぎたり散らかっている箇所が多かったりするゆえに圧倒され、片付けできなくなるケースもあります。
散らかっている箇所を見てしまうと、片付けをはじめることすら断念してしまうでしょう。日に日にそういった箇所から目を逸らし、部屋がモノだらけになる「物屋敷」状態に陥ってしまうのです。
片付けをイベントだと思っている
「時間を作ってやろう」「休日に一気にやろう」などと、日常生活と片付けを切り離して考えてしまうことで、片付けに苦手意識が芽生えるケースもあります。
時間をわざわざ確保して一気にやろうとするために「片付けは嫌なイベント」として認識され、結果的に苦痛に感じてしまうのです。
片付けできない状態が続くとどうなる?
片付けできない状態が続くと、部屋にも自分にも悪影響を及ぼします。
最悪の場合、近隣住民に影響を及ぼしてトラブルに発展する可能性も0ではありません。それぞれどういうことか、詳しく見ていきます。
精神的な負担がかかる
部屋が片付けられない状態が続くと、以下のように精神的な負担を強いられます。
- 物を失くすことが増える
- イライラしやすくなる
- 自己肯定感が下がる
モノで散らかった部屋は視覚的にストレスがかかってしまうため、精神的に不安定になってしまうリスクがあります。また、目当てのモノを無くす可能性も高まり、わざわざ新しく買って済ませようとする心理も働くでしょう。
こうなると、余計に汚部屋・ゴミ屋敷状態になる可能性が高まってしまいます。
ゴミ屋敷・汚部屋になり果てる
部屋が片付けられない状態が更にひどくなると、「ゴミ屋敷・汚部屋」と呼ばれる状態となり、以下のようなリスクが生じます。
- 壁や床を汚すことで高額な修繕費を請求される
- カビ・ダニなどの害虫発生による健康被害の影響
- 物崩れによる怪我・事故の危険性が高まる
- 少しの不始末で火災が発生する
ゴミ屋敷・汚部屋状態になると、一人で片付けることが不可能となり、専門業者の手を借りないと対処できなくなってしまいます。また、状況が悪化するほど作業代金も高くつくため、早めの相談・改善が必要です。
「もうゴミ屋敷状態」という方は、地域のゴミ屋敷片付け業者に一度相談することをおすすめします。
自治体や消防、警察から勧告される場合がある
ゴミ屋敷・汚部屋の状態が極限までひどくなると、周辺地域に悪影響を及ぼすため、自治体や警察から勧告される場合があります。
特に、地域にゴミ屋敷に関する条例が制定されている場合は、以下のような流れで自治体が介入してきます。
- 周辺住民からの申し出
- 調査
- 指導
- 勧告
- 命令
- 代執行
代執行まで行くと、行政機関が強制的に撤去・排除に向けた取り組みが行われてしまいます。もちろん、撤去に伴う費用は、「居住者が負担する」こととなるため、注意が必要です。
1日5分だけでOK!誰でも部屋を片付けられる方法
部屋の片付けができないことで起こり得る最悪のリスクについて、理解していただけましたか。
さて、ここでは部屋が悲惨な状態にならないよう、毎日5分で実施できる片付け方法を伝授します。実際にやってみた方が効果を実感できるので、ぜひ一緒にやってみてください。
ステップ1:1日に5分だけ片付けの時間を作る
まずは5分間の時間を確保してください。スマートフォンやストップウォッチを用意して、時間を図れるようにしておくとなお良いです。
5分間の時間とタイマーを用意したら、もうこれで準備完了です。
ステップ2:掃除して良いのは1か所だけ
準備が済んだら、掃除する部分を1か所だけ決めてください。机の上、リビングの床、キッチンなど、場所はどこでも構いません。
片付ける場所を決めたら、タイマーを押して片付けをスタートしてください。5分間を目いっぱい使って、できる限り片付けましょう。
5分間だけでも意外と片付けられたのではないですか?
5分間だけ片付けに集中してみてどうでしたか。
たった5分、されど5分。想像以上に物が片付けられましたよね。これを毎日どこかのタイミングで実施するだけで良いのです。
習慣化すれば片付けることが当たり前になりますし、「週末一気に掃除しなきゃ…」とはならないはずです。また、「5分の片付け時間がもったいない」という意識が芽生え、日常生活で物をしまうことが自然とできるようになっています。
片付けをする時間は起きた後すぐがオススメ!
片付けをする際、脳の中は想像以上にタスクを処理するため疲れる行動です。そのため、疲れて帰ってきたあとと、朝頭がスッキリした状態とでは、同じ5分でも効果がまるで違います。
もちろん、時間がない方は帰宅したあとや寝る前でもOK!無理せず続けてみましょう。
どうしても自分で片付けできないときは?
人それぞれで状況が異なるため、どうしても自分では片付けできないという方もおられると思います。
そういった方は、家事代行サービスやゴミ屋敷片付け業者に思い切って相談し、部屋の掃除を一任しましょう。
家事代行サービス |
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ゴミ屋敷片付け業者 |
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家事代行サービスにすべての片付けを依頼することは現実的ではなく、もしお願いできても最終的には割高になってしまうケースが想定されます。効果的に短期間で終わらせるのであれば、ゴミ屋敷片付け業者への依頼がベストです。