「もったいない」が先行して部屋を片付けられない、こういった悩みをお持ちではないでしょうか。物であふれる部屋、しかし捨てられない自分。
これを解決するのが”物を捨てる4つのコツ”です。これさえ知れば、気持ちを切り替えてスムーズに物を処分できます。
目次
部屋にある物、本当に必要ですか?
物を捨てる決心がつかない原因として、以下のようなマインドに陥っている可能性があります。
- せっかく買ったのに捨てるのがもったいない
- 捨てたら後悔するかもしれない
物を大事にするという意味でこれらのマインドは重要ですが、その思い込みが部屋や生活を圧迫しています。
物価高な世の中、確かに”捨てた後にすぐに必要になったらもったいない”というのは、その通りです。しかし、本当に必要なタイミングはやってくるのでしょうか。
必要になったことがないから、今こうして要らない物で溢れかえっているのではないでしょうか。
こういう方をたくさん見てきました
私たちは片付けのプロ業者なので、以下の写真のようなお部屋の清掃を依頼されます。

ご依頼者に話を伺うと、「もったいない精神が強くてそもそも物を捨てる習慣がなかった。いつかは片付けないとと思っていたが、気づいたら部屋がゴミ屋敷になっていた」とのこと。
こうなってしまうと、自分一人で片付けることは不可能に近く、業者に頼まざるを得なくなります。片付けの規模によって異なりますが、一般的な依頼費用は数万から数十万と安くありません。
物が散らかった部屋の片付けで数十万円払うのと、一度捨ててまた必要になって数千円払うのでは、後者の方が良いはずです。
物を捨てる4つのコツ
物を捨てるコツは以下の4つです。
- 明らかなゴミから捨てる
- 買いなおせるものを捨てる
- 悩む物は1年間使ったことがあるかで判断する
- 毎日物を捨てる
- 購入金額が高い物は売却も視野に入れる
それぞれ解説します。
明らかなゴミから捨てる
「これは明らかにゴミだよね」という物から捨てていくことが、上手に捨てるコツです。なぜなら、その物に対して少しでも情が湧いてしまうと、物を捨てる決断を鈍らせてしまうためです。
- 机の上に置いたままのごみ
- 冷蔵庫の賞味期限切れのもの
- 買い物の際の紙袋・レジ袋
- 使い終えた洗濯洗剤の容器 など
実際、私達プロ業者がお客様の部屋を片付けるときも、効率良く進めるためには上記のような明らかなゴミから処分していきます。
テンポよく片付けるためにも、まずはぜひこの方法から活用していきましょう。
買いなおせるものを捨てる
生活用品や食料品などで”いつ使うかわからないけど大量のストックがある”、こういった物はどんどん捨ててしまうのも大きなコツです。なぜなら、そういったものに限って、いつでも必要な時に買いなおせるものがほとんどであるためです。
家庭や暮らしによっては、「どうしてもストックしておかないといけないもの」もあると思います。そういったものは、ケース1箱分などとストックの容量を決めておくことで、買いすぎを防げます。
そもそも、買いすぎなければお金も無駄になりません。
悩む物は1年間使ったことがあるかで判断する
”思い入れがある””人からもらった物”など、なかには捨てにくい物があるのも事実。そういった物は、1年間のうちに使ったかどうかで判断するのがコツです。
「人からもらったもの捨てちゃうの?」と罪悪感を覚える方もいるかもしれませんが、思い出してみましょう。
あなたが人にプレゼントした物を詳細まで覚えていますか?
おそらく、覚えてない人の方がほとんど。プレゼントは、あくまでその人との関係を大事にしたいという意図で贈るのであって、その物をどう使う・使われるというのは、さしたる問題ではないのです。
自分があげたプレゼントも「壊れたり使わなくなったりしたら捨ててくれ」と、思いますよね。
購入金額が高い物は売却も視野に入れる
購入金額が高く、今でも状態が良い物に関しては売れる可能性があるので、余力があればまとめてリサイクルショップに持ち込んでみると良いでしょう。
ただし、以下のような物は、たとえ購入時に高額であっても売れない場合があるため注意してください。
- ベッド
- マットレス
- ソファ
- 食器棚 など
人肌に触れるものやスペースを取るものは、店舗によって買値が付かず引き取りもできない可能性があるため、あらかじめ留意してください。
物をまとめたらすぐ捨てること
要らない物をまとめたら、すぐにゴミとして出してください。
捨てるまでの時間が空くほど、「本当に捨てていいのかな」「もったいないな」と決断が鈍ってしまいます。なるべく簡単な方法でかつスピーディーな手段で、物を完全に捨てましょう。
行政の粗大ごみ収集は時間がかかる
行政の場合、収集までに2週間前後の時間がかかります。
もちろん収集日当日まで運びだせないので、それまでは家の中で保管しなくてはなりません。とはいえ、粗大ごみの処分方法は安い手段になるので、処分費用を優先したいのであれば行政の粗大ごみ収集に依頼するのも手です。
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車があるなら処分場に持ち込むのもあり
車をお持ちの場合、最寄りの処分場でまとめて物を捨てるのも有効です。
処分場も行政の粗大ごみ収集と同程度の金額感で物を捨てられるため、車があるならぜひ利用したい方法です。しかし、受付時間が限られているケースや処分場で捨てられないものなど、いくつか注意点があります。
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ごみ処理施設に自己搬入する
物が多いなら不用品回収業者にまとめて引き取って貰うとお得
”今すぐ大量の物を処分したい”という場合は、即日対応の不用品回収に依頼することをおすすめします。
トラック代と人件費がかかってしまいますが、一定の物量があれば行政の粗大ごみ収集や処分場への持ち込みよりもコスパが良いです。また、粗大ごみをまとめていなくても、作業員が部屋の中から搬出してくれるため、片付けがめんどくさい場合もお任せできます。
仙台の不用品回収について知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
まとめ:物を捨てるコツは今すぐに行動すること
もったいないと溜めてきた物を捨てるには、大きな労力が要ります。
「こんなに大量にあるんだ」と家中の物を見てしまうと、物量に圧倒されて行動できなくなるリスクがあるので、思い立ったらすぐ行動しましょう。
「自分一人では片付けられない」「まとめた粗大ゴミを処分してほしい」、こういう場合は片付けのプロである不用品回収業者を利用するのも検討しましょう。