大事なご家族を亡くした悲しみから、遺品整理がなかなか進まないという方が少なくありません。
「つらい」「しんどい」という場合は、その気持ちをしっかりと受け止め、自分のなかで昇華させることが大切です。自分の気持ちが落ち着いたら、自分のペースで一緒に遺品整理を進めていきましょう。
当記事では、つらい遺品整理の対策と進め方について解説します。大事な家族を失った悲しみを乗り越え、正しい遺品整理で故人をしっかりと供養しましょう。
目次
「遺品整理がつらい…」作業が進まないときの対策とは
遺品整理がつらくて作業が進まないときは、以下の対策を実践しましょう。
- 気持ちに向き合う時間を作る
- 親族が集まるタイミングを待つ
- 遺品に対する意識を変える
それぞれについて解説します。
気持ちに向き合う時間を作る
遺品整理がつらくて進まない場合、まずは今の気持ちとしっかり向き合うことが大切です。
悲しい気持ちを素直に受け止め続けることで、徐々に心の重さが無くなる「グリーフケア」と呼ばれる考え方があります。
もちろん、一人で悲しみを抱えきれないときは、家族や友人、周囲の方に気持ちを打ち明けても良いでしょう。それでもつらい場合は、カウンセラーや専門の方に相談し、話をすることも一つの手です。
決して、「感情的になって遺品整理できない」と焦ることはありません。ゆっくりと時間をかけて、自分の気持ちを落ち着かせる時間を作りましょう。
親族が集まるタイミングを待つ
親族が集まるタイミングで遺品整理をはじめることも、つらい場合の対処法です。
四十九日・一周忌・三回忌などの際は、遠方に住む親族が集まることが多く、遺品整理するには良いタイミングです。
自分の気持ち・悲しみを共有しながら遺品整理することはもちろん、複数人で作業を進められるので、身体的負担が軽減されます。また、親族が集まったタイミングで形見分けすることで、親族間トラブルの発生も防げます。
遺品に対する意識を変える
「思い出を捨てられない」という気持ちから処分に踏み切れない場合は、遺品に対する意識を変えることも一つの手です。
具体的には、遺品を「あくまでも一つの物」として認識するイメージです。
「遺品を物として見ることですんなりと気持ちを切り替えられた」という声も多く、作業が進まない場合の対処法として覚えておいても損はありません。
いつまでも悲しい気持ちでいることは、きっと故人も望んでいません。故人に対する気持ちの整理をつけるという意味でも、ゆっくりと遺品整理に着手してみましょう。
「つらいけどやらなくちゃ」無理なく遺品整理を進めるには?
つらい遺品整理を無理なく進めるには、以下のポイントを踏まえた作業が重要です。
- 無理のないスケジュールを立てる
- 捨ててはいけないものを決める
- 遺品を3つに仕分ける
- 休憩しながら作業を進める
- 親族に協力を求める
それぞれ解説します。
無理のないスケジュールを立てる
スムーズに遺品整理を進めるには、無理のないスケジュールを立てることがポイントです。
具体的には、「今日はリビング」「明日は寝室」というように、1日もしくは数日掛けて1部屋を片付けるスケジュールが、無理のない範囲と言えるでしょう。
遺品整理は、「遺品の捨てる・捨てない」を決めるだけでなく、処分したり解体したりなど多くの作業工程を要します。急いで終わらそうとすると、怪我のリスクもあるので、1部屋ずつ・1つずつゆっくりとこなすことがポイントです。
捨ててはいけないものを決める
捨ててはいけないものをあらかじめ決めておくことも、遺品整理をスムーズに進めるポイントです。
遺品整理では主に、以下の6つが捨ててはいけないものに該当します。
- お金に関するもの
- 契約に関するもの
- 借りているもの
- スマートフォン・パソコン
- 貴金属・ブランド品
- 故人の思い出
- 無料の相談・現地見積もり
- 遺品の仕分け・処分
- 遺品の鑑定・買取
- 貴重品・重要物の探索
- 遺品の供養・お届け
- 遺品整理後の清掃サービス
- 立ち合い無しの遺品整理作業
- 無駄な支出が生じる
- 相続税の申告に支障をきたす
- 空き巣や犯罪のリスクが高まる
あくまでも一般的に捨ててはいけないものであり、故人によっては「これはどうしよう」「あれは捨てるべきかな」と迷うことも少なくありません。
遺品整理をスムーズに進めるためにも、ある程度捨ててはいけないものの目星を立てたうえで作業すると効率的です。
遺品整理で捨ててはいけないものについて解説した記事があるので、必要に応じてぜひ参考にしてください。
遺品を3つに仕分ける
遺品を仕分ける際は、「残す」「保留」「捨てる」の3つに分類することをおすすめします。
数秒考えて結論が出ないものは、「保留」に回し、どんどん物の仕分けを進めて行きます。一通り済んだ後は、「保留」に回した遺品を再び「残す」「捨てる」に仕分けましょう。
遺品を捨てることに抵抗がある方は、「捨てる」から「手放す」という意識を持ってください。ものを手放すことで、次に利用する方が現れたり、リサイクルされて新しい物に生まれ変わったりします。
「それでも捨てるのはもったいない」という場合は、寄付やフリマサイトでの売却を視野に入れることをおすすめします。
休憩しながら作業を進める
遺品整理は、こまめに休憩しながら進めることがポイントです。
遺品整理は身体的・精神的に負担がかかり、休まないとダメージが蓄積されるため、怪我や病気のリスクが伴います。一度で一気に終わらせようとせず、こまめに休みながら作業することを心がけてください。
「今日は1時間だけ」「ダンボール1箱分ごとに休憩する」など、無理のない範囲を決めたうえで進めると、結果として効率的・効果的な作業に繋がるでしょう。
親族に協力を求める
親族に協力を求める方法も、遺品整理を無理なく進めるポイントです。
遺品整理は、多大な作業を要するため、親族や周囲の協力のもと実施することが望ましいと言えます。四十九日や一周忌など、親族が集まるタイミングで遺品整理できないか、相談・検討してください。
ただし、なかには「親族が遠方に住んでいる」「親族と仲が悪い」など、一人でやるしかない状況に陥っている方もいます。
周囲からの協力が得られない場合は、遺品整理業者へ一度相談し、効率的・効果的に作業を進められないか相談すると良いでしょう。
「それでもつらい…」遺品整理はプロ業者に依頼できます
「精神的につらい」「協力してくれる人がいない」という場合は、遺品整理のプロ業者への依頼がおすすめです。
例として、弊社仙台不用品回収サービスが実施している「遺品整理サービス」の内容を紹介します。
一人では困難な作業であっても、遺品整理業者の力を借りることでスムーズに進められます。「実家が遠方にある」「忙しくて同伴できない」という方でもご依頼頂けるよう、立ち合い無しの遺品整理サービスも実施しています。
「遺品整理を依頼しようかな」という場合は、無料相談・無料見積もりを実施している業者に相談することが賢明です。
「私は大丈夫?」遺品整理が遅れるとどうなるの?
遺品整理が遅れてしまった場合、以下のようなリスクが生じます。
「精神的につらくて作業できていない」という場合でも、遺品整理が遅れると複数のリスクが生じることはまぎれもない事実です。
遺品整理が遅れた場合のリスクを解説した記事があるので、こちらを参考にどれくらい遅れると自分に影響を及ぼすのかを確認してみてください。
また、「自分でやるか」「業者に依頼するか」を解説した記事をもとに、遺品整理の方法を決めることもおすすめします。
つらくて遺品整理が進まない場合は安心できるプロ業者へ
つらい遺品整理は、仙台不用品回収サービスにご相談ください。
仙台不用品回収サービスは、「ご依頼者様に寄り添ったサービス」をモットーにした、地域密着型の遺品整理業者です。2024年12月現在、同業種のなかで口コミ数No.1を誇っており、宮城県内外の方から多くのご依頼を頂いております。
ご依頼者様ごとに、さまざまな悩みやご事情があると思います。仙台不用品回収サービスは、ご依頼者様の要望・事情を考慮したうえで、親切・丁寧な遺品整理サービスをご提供いたします。
遺品整理でお悩みの方は、ぜひ一度、仙台不用品回収サービスへお問い合わせください。