遺品整理には、業者やお手伝いによるネコババのリスクが潜んでいます。
ネコババの対策・対処法をしっかりと覚えることが、トラブルのない遺品整理を目指すポイントです。
当記事では、遺品整理でのネコババのリスクや対策方法、トラブル時の対処法についてわかりやすく解説します。遺品整理の実施を控えている方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
目次
遺品整理でネコババは起こるのか
遺品整理で考えられるネコババのケースは、以下の2つです。
- 悪徳業者がネコババするケース
- 親戚・友人がネコババするケース
それぞれ解説します。
遺品整理業者がネコババするケース
「遺品整理の悪徳業者にネコババされた」という声が、全国的に見ても決して少なくありません。
故人が、家族に知らせずにタンス預金をしていたというケースがしばしばあり、悪質業者はそのような財産を懐に入れて持ち帰る手口をはたらきます。ぱっと見では価値の判別がつかないブランド品や骨董品をネコババする行為も、悪徳業者が得意とする手口です。
依頼者から信用・信頼を受けてお仕事をする以上、正規の遺品整理業者がネコババをすることは一切ありません。ネコババや不法行為をはたらくのは、あくまでも遺品整理業者を名乗った悪徳業者であることを覚えておきましょう。
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親戚・友人がネコババするケース
遺品整理の手伝いに来た親戚・友人がネコババするケースも、発生しています。
手伝いに来た友人や親戚が、現金・アクセサリー・ブランド品に目がくらみ、ネコババする可能性は0ではありません。
誰かに遺品整理の手伝いをお願いする際は、あらかじめ貴重品を抜いておくことがポイントです。また、大きい荷物の搬出や目に見える範囲での作業だけをお願いし、ネコババが発生する可能性を抑えることも一つの手です。
信頼できる業者に頼めばネコババは防げる
正規の優良業者を選べば、ネコババされないどころか、依頼者に寄り沿った遺品整理サービスを提供してくれます。
穏やかな気持ちで故人を供養するためにも、優良業者の特徴を踏まえ、信頼できる相談先を探してみましょう。
相談先候補を複数社あげたら、見積もりを取ったり問い合わせたりして、自分に合っているかどうか検討してください。
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優良な遺品整理業者の選び方6選|業者依頼のメリットや費用を抑えるコツ
遺品整理のネコババ対策
遺品整理でネコババを防ぐ対策は、以下の4つです。
- 事前に貴重品を抜いておく
- 事前に現場の写真を撮る
- 貴重品を一覧にして渡す
- 遺品整理に立ち会う
故人の大事な思い出や財産を無下にしないためにも、しっかり対策を講じたうえで遺品整理を依頼しましょう。
事前に貴重品を抜いておく
遺品整理でネコババを防ぐためには、あらかじめ貴重品を抜いておくことがポイントです。
故人が貴重品をどこに保管しているかを把握している場合は、あらかじめ家族で整理しましょう。「保管場所がわからない」という場合は、物を隠しやすい以下のような場所を探すと、貴重品が見つかるケースがあります。
探すのは大変ですが、故人が大事にしていた物や遺した財産を承継することは、残された家族の役割です。遺品整理を他人に頼む場合は、ネコババ対策として、必ず故人の貴重品を抜いておきましょう。
事前に現場の写真を撮る
事前に現場の写真を撮っておくことも、ネコババ対策の1つです。
部屋の風景だけでなく、タンス・引き出し・押入れのなかなどすみずみまで撮影しておくと、ネコババをはじめとした不当行為の証拠として活用できます。
手間がかかる作業ではありますが、何かあった際のトラブル解決に役立てるために、写真撮影は怠らず実施すると良いでしょう。
貴重品を一覧にして渡す
遺品整理業者によるネコババを防止するには、貴重品の一覧を作成して、事前に渡しておくことも効果的です。
貴重品の一覧を見せることによって、間接的に「この貴重品は残しておくように」とプレッシャーを伝えられ、結果としてネコババの防止に繋がります。
ただし、業者が遺品整理で介入した部屋から、貴重品が出てこないケースも想定されます。「貴重品が見つからない=業者がネコババした」とむやみに判断することは、互いの信頼に傷が入るため注意しましょう。
遺品整理に立ち会う
遺品整理の現場に立ち会うと、ネコババのリスクを軽減できます。
進捗やスタッフの様子をチェックできるうえ、遺品を入念に確認しながら作業を進められるでしょう。想定していなかった遺品が出てきた際も、1つずつ家族の判断を仰げるため、スタッフの意思で勝手に処分されるリスクを軽減できます。
「どうしても遺品整理に立ち会えない」という場合は、スタッフに写真撮影やビデオ撮影を依頼し、作業の様子や遺品の状況を共有してもらうことも有効です。
遺品整理でネコババされた際の対処法
遺品整理でネコババされた際は、以下の対処法が効果的です。
- 証拠を集める
- 警察に通報する
- 弁護士に相談する
トラブルが生じた際に泣き寝入りしないためにも、覚えておくことをおすすめします。
証拠を集める
まずは、ネコババされた事実がわかる、以下のような証拠集めが重要です。
警察や弁護士といった専門機関に相談する際は、被害に遭った証拠を求められます。証拠が提出できない場合、相談先に掛け合ってもらえないケースがあるため注意してください。
過去に業者がネコババをした事実がある場合、証拠として活用できる可能性があるため、SNSやインターネットでの情報収集も怠らずに行いましょう。
警察に通報する
「ネコババ業者を法的に罰してもらいたい」という場合は、警察への相談が効果的です。
収集した証拠とあわせて被害届を警察に提出し、被害を申告してください。被害届が受理されれば、警察は加害者の捜査・逮捕に向けて動き出してくれます。
ただし、証拠が不十分な場合では、被害届を受理してもらえないケースもあるため注意が必要です。「どうしても被害届を受理してほしい」という場合は、証拠を見直したり弁護士への相談を視野に入れたりすることが賢明です。
弁護士に相談する
「ネコババ業者から返金を受けたい」という場合は、弁護士への相談がベストです。
弁護士は代理権を有しているため、被害者に代わって返金手続きや警察・裁判所での対応をしてくれます。実績豊富な弁護士であれば、過去の事例をもとに、被害解決の最適な手順を示してくれるでしょう。
ただし、弁護士の依頼費用は決して安くないため、「業者から返金してもらえたけど結果的にマイナス」という本末転倒なケースには注意しましょう。
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