冷蔵庫は家の中で一番の大型家電になり、処分が大変です。耐用年数は一般的には6~9年と言われており、場合によっては10年以上も使用可能です。そのため、いざ処分しようとした時どう処分してよいか分からなくなりますよね。冷蔵庫は大型家電になるので、必ず業者に依頼することになります。なるべく安く、かつ簡単に処分したい方は、下記に様々な処分方法をまとめているので、こちらの情報を参考に自分にあった処分方法を検討してみてください。
目次
冷蔵庫は粗大ゴミとして処分してくれる?
冷蔵庫は国で定められた特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に指定されているので、粗大ごみとして処分することはできません。フロンガス等の有害物質を含んでいるので国で厳しく取り締まられているんですね。そのため、タンスやソファーなどの粗大ごみ対象家具や家電とは全く異なる処分方法となるので捨てる際は注意が必要です。それでは、詳しくそれぞれの方法をみていきましょう。
家電リサイクル法を理解しよう
家電リサイクル法とは、経済産業省が提唱する家電を処分する際の法律です。
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)
上記に記載されている4品目は対象家電のため、必ず以下の方法に沿って処分する必要があります。これを守らないと法律で罰せられる可能性もあるので、注意しましょう。必ず覚えておいてほしいのは、家電リサイクル対象家電だと、処分する場合は必ず「処分費用がかかること」「指定した業者に依頼する必要がある」ということです。
冷蔵庫を処分する方法は5種類
1.新しく冷蔵庫を買った店に、引き取ってもらう
家電量販店で新しく冷蔵庫を購入する方は、この方法がおすすめです。新しく購入する際に量販店に伝えておけば、配送と同時に引き取ってくれます。ただし、処分料を取られるか、または新しい冷蔵庫の価格を「処分料込みでいくら」という形で提示されるでしょう。この方法は簡単かつ手間もないので、トータルで考えると家電リサイクル法で処分するよりも安いのでお得です。また、配送のタイミングで手間取らないのがいいですね。
2.購入した店舗で引き取ってもらう
以前に購入した家電店舗でも回収・引き取り依頼は可能です。購入店舗が分かっているなら一度引き取り依頼の連絡をしてみましょう。できれば購入したレシート等あればよいですが、おそらく年数がたつとほとんどの方は処分していると思いますので、その旨も伝えてみましょう。家電を販売している業者は、依頼されれば必ず引き取りをする義務があります。
3.家電リサイクルとして処分する
冷蔵庫を自分で処分する方法です。どうしても自分で処分したい、という方は試してみてください。ただし、一番大変な作業で、値段も場合によっては別の方法よりも高くつく可能性が高いので、おすすめはしません。
手順としては、
- 郵便局から家電製品協会にリサイクル料を振込み、廃棄券を受け取る
- 指定引取り場所を確認し、自分で運搬して持ち込む
- 家電製品に廃棄券を貼り付け、指定引取り場所で受け渡す
リサイクル料金の価格や冷蔵庫の持ち込み先は以下に詳しく記載されていますので確認してみてください。
4.リサイクルショップに買取してもらう
買取希望の方は、近所の買取業者に依頼してみるのもおすすめです。以下を参考に該当するなら一度買取の電話を依頼してみましょう。
- 製造年月日が4年以内
- 国内メーカー
- 割れ等の破損や欠品、大きな傷がないもの
- 強烈な臭いがないもの
- 5ドア以上のもの
特に大型・状態がよい・製造が新しいものは購入したい方も多いので金額も高くなります。逆に、海外メーカーで2ドアなど、元々安価で大量で出回っている冷蔵庫は買取が難しくなります。
5.不用品回収業者に引き取りしてもらう
家電量販店で古い冷蔵庫を引きとってもらえない場合は、不用品回収業者に依頼するのが最善策です。電話1本で来てくれますし、時間も指定できるので引越しの際も予定を立てやすくなります。また、4.でお伝えした買取もしてくれます。一度メーカー名や年式を伝えてみて買取の金額がつきそうか聞いてみましょう。
また、引越しなどで不用品がたくさんあり、「冷蔵庫の他に、不用品も処分しよう」という場合は、トラックの積み放題パックに冷蔵庫も一緒に入れてしまえば、一石二鳥となり、家電量販店に頼むよりも安くできます。加えて、家電量販店はできませんが、不用品回収業者なら、冷蔵庫・洗濯機・パソコンなどの家電リサイクル品と布団やタンス、衣装ケースなどの粗大ごみもまとめて回収してくれますので大変便利です。一度電話で見積もりをとってみるといいでしょう。
結論
- 新しく冷蔵庫を買い替えるという方
→ 家電量販店に安く交渉する
- 引越しなどで処分する、または古くて買取できない、という方
→ 不用品回収業者に依頼する